結婚の可否を占って、
風地観の初爻 を得たとします。
可否占ですから、
断るまでもなく三変筮です。
爻辞曰、
童観。小人无咎。君子吝。
易学大講座を見ます。
婚姻は観を見合ひともするので話は進まうとしてゐます。また風雷益になるところから可と見ますが、対手を特に見定めることが肝要で、仲人のある方がよい。
「可と見ますが・・」 とありますが、
これは風雷益を之卦と見ているからで、
うかつに信じてはいけません。
「童観」 ということで、
身分、家柄に格差があるとか、
人物として未成熟で、
性格的にも性的にも不一致である・・
などと見た方がよいと考えます。
伏している風雷益は、
見た目は良いけど実情は違うなどと、
大離の象を取ればよいでしょう。
「童観」 なので、
見抜けていないと。
陰陽の消息ということでいえば、
女性が男性を剥尽してゆく卦ですから、
今はまだ初爻でおとなしいけど、
将来は奥さんに太刀打ちできなくなる、
性的にヘロヘロ・・など、など、
占者の想像力で占えると思います。
そのように考えれば、
「小人无咎。君子吝」 の辞は、
新婚当初は咎なしだけど、
年を追うごとに吝の運勢になる・・
とも、占えるかもしれません。
以上、
小生ならこんなふうに占考する、
ということです。
(之卦を見る人に強制はしません)