易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

地沢臨・試論

地沢臨という卦は、
人間でいえば、少年期、青年期に当たり(初爻二爻)、
伸びる勢いは盛んであるが、
何処へ行くかわからないアブなっかしさもある。

と、そんな卦だと思います。

あと、
「至于八月有凶」 には留意すること。

二つの陽爻には 「咸」 字が繋かっていて、
若いことの素晴らしさ、若さゆえの失敗をも、
表現していると思われます。

地と沢が気を通じる卦なので、*1
恋愛関係での問題が起きやすいとか。

まあ血気に走らないで、
着実に陽を積み重ねてまいりましょう。

元来、
陰爻は下に居るべきなのに、
この卦では四陰爻は高いところに在る。

そこに四陰爻の欠点がある。

で、
中徳、正徳が重んじられるというわけ。

威張ったり、傲慢になったり、
ものごとを見下したりしてはダメです。

そういう意味でも、三爻は、
位が正しくないという失敗が出がちです。

陰が高い位にいて、
不中不正(考えが正しくない)だからです。

四爻、五爻、上爻は、
分限を超えない限りはよいのですが、
自分が何か大きなことをするといった強さはない。

至臨、知臨、敦臨は、
無条件の吉ではないので
実占に際しては注意が必要です。

*1:咸は 「山沢気を通じる」 ですね。