以下の写真は、
神保町の古書店にて、
大枚をはたいて買った易書です。
といっても一万円+α くらいです。
著作権は既に切れている模様です。
大正期の本ですが、
新たに製本し直してあります。
写真は、山風蠱の解説箇所ですが、
「蓋し九三は・・」 からの文章は勉強になります。
剛に過ぎる九三は、普通は凶なのですが、
蠱を修復するにおいては過剛でなければ正せない、
あまりに柔弱(六四)ではかえって破れを大きくしてしまう。
そういう前提があって、
三爻は過剛であっても悔いるので吉に向かうが、
四爻は柔に過ぎて吝、蠱を見過ごしちゃうので凶に向かうと、
そんなことを述べています。
(おそらく朱子語類を見て書いています)
ちなみに、写真九三の解説文は、
周易本義を使っているようです。