易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

大過の卦象を取る

山風蠱 六四。
裕父之蠱。往見吝。

この爻を、
以下のように解する人*1がいます。

六四は、体(たい)大過にして本末弱し、故に柔に過ぎて因循である。

初~四爻に沢風大過の象を見て、
 
  
大過・彖伝 「本末弱也」 の意をとっています。

すると 「吝」 字は、
雑卦伝 「大過顛也」 より、
大切なものをひっくり返して恥をかく、
と見ることもできそうです。

六四は、位は正しいから、
日常のちょっとしたことならまだいいのですが、
卦辞で云っている 「大川を渉る」 ような大事、
すなわち、蠱を幹すなんてムリ、と。

想ふに、蠱を治むるは、たとえば溺者を救い、火災を撲滅するが如し、優柔にては到底救い滅しがたし。

これ、
簡潔明瞭でよい解釈だと思います。

*1:80年以上前に亡くなられた方です。