三変筮は爻辞占が原則ですが、
爻辞が占事と合致していないことがママある・・云々、
と云われたりします。
その場合には爻辞を捨てて、
象をもって占うことになると。
確かにそのとおりなのですが、
その前に考えてみるべきことがあります。
それは、
三変筮は 「可否」「成否」 を
占う筮法であるという点です。
つまり、
占的を核心をつくように絞って、
爻辞から 「進んでいいか」「進めるか」 が読めるように、
占的をうまく工夫するのです。
「適職は何か」 と占うのではなく、
「医学の道に進んでよいか」 と占うのです。
出処進退を占う限りにおいては、
易経の理解が深まれば深まるほど、←これだから三変筮も結構深い。
爻辞からでも十分判断できるようになります。
ただし、
「運動会当日、雨は降るか」
「失せ物はどこにあるか」
といったような占的の場合には、
最初から象占がふさわしいということは、
誰の目にも明らかだと思います。
爻辞占は、
「人がどうする」 といった問いに、
ふさわしい筮法です。