古い易書に記してあった占例を、
アレンジ&加筆して書きます。
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占を乞うた人には、
姉と弟の二人の子供があります。
相談内容は・・
姉の方に婿を取って、
家を継がせようと思うがどうであろうか。
それとも、
外に嫁に出した方がよいだろうか。
・・というものです。
占者は、これを筮して、
賁之大有 を得ました。
☶ ☲
☲ ☰
離☲は娘を表しますから、
本卦は内に離があり家に止まって婿をもらう象、
之卦は外に離があり他所へ嫁いでゆく象です。
賁は飾るという卦ですが、
山下に夕日の沈む象でその運気は薄暗く弱い。
内に互坎の悩みがあるのもイヤですね。
大有は大いに有つという卦で、
娘が尊位にあって大いに家を有つことになる。
日が天上に輝く象で運気は盛大である。
・・とそんなふうに、
占者は卦を読んだということです。
そこで、
娘は外に嫁いで行ったのですが、
果して善い家に嫁いだとのことでした。
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(ブログ主の感想)
大有は一陰が主となって五陽を有つ卦ゆえ、
苦労多く大変ではありましょうが。
ま、景気はいいですからね。