易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

占考の根拠

雷地豫占考例に、このようなのがありました。

家出人などは愛溺を其の原因として、多くは都会に出たと見ますが、容易に帰らぬと見るべきです。
(「易学大講座」)

病気-血行不順。
(「易入門」)


以下、
占考の根拠を記してみます。

「愛溺」
よろこびに溺れるという卦意より。
一陽五陰卦。

「都会に出た」
震の足が坤の田舎を出、震の賑やかな所に行った象。

「容易に帰らぬ」
地上を走って行ってしまった象。

「血行不順」
 
  
坤を健全な血管とすれば、
 
  
豫は血栓か何かが詰まっている象。


・・てな感じでしょうか。

根拠を自分で考えてみると勉強になります。