易は変化を見るものだから、
略筮によって爻変させたり、生卦法を用いるのは当然のことで・・
と言う人がいます。
でも三変筮においても変化は見ているのですよ。
爻トハ変ヲ言ウモノナリ・・易経の言葉です。
三変筮によりて得られた爻というのは、
爻象、爻位、爻辞を鑑みて断を下すのですが、
その爻自体が変化を示したものだから。
得卦という状態があり、それが変じてゆく六つの諸相が、
六つの爻だといえるのですから。
たとえば謙という時ならば、
へりくだる状態というのは崩れやすく、
ちょっと偉くなると人は不遜に転じちゃいますね。
権勢の強弱、徳の有無によって、謙の運気と言うのも、
へつらいになったり、人に逆らう輩が出て来る。
そうした謙における変化を、六爻のうえに見ているのが、
三変筮における変化なんですね。
以上。笑