易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

謙の初爻

地山謙の初六。
謙謙君子。用渉大川。吉。

三変筮は爻辞占だからといって、
「もって大川を渉(ワタ)る。吉」
の辞を見て、単純に吉判断をしてはマズイ。
たとえば、
「○○してよいか」 を占った場合に、
吉爻なので 「○○してよい」 などと。
易経を読んでいる人なら、
こんな判断はしないでしょう。
 
  
初爻は陰で柔弱爻です。まだ実力を養う時。
互坎の下にあって苦労が多い。進めば坎に陥る。
爻辞は 「君子」 が謙遜の上にも謙遜ならば、
謙という徳は欠点を覆い隠してくれる美徳なので、
いずれは大川を渉れて吉といっています。
でも、理想は君子吉なんだけど、
とりあえず、目の前の占的においては、
実力も、運も、陽の助けもない位地だから、
運気低調で恵まれないとして、
(我々小人は)占うわけです。
謙は徳としては良いけれど、
運として見れば 「埋れる」 運勢なのですから。