易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

奇書・易経

易経を読むとは、 卦。 爻。 辞。 を読むということ。学者の書いた 「論文」を読むのとは、 少し事情が異なります。× × × × 卦・爻を読む。 ⇒記号化された形を読むこと。 窪田般彌 訳 アポリネールの詩 たとえば、 このような詩を読むのと、 似ているのかも…

白く賁る

写真は賁の上九、 「白賁」に対する註です。この文章に従うなら、 運勢占でこの辞を得たら、 誠心誠意、 神仏を祀るとよいようだ。某易占家は、 京都旅行に際してこの辞を得、 偉いお坊さんの葬列に遭遇したと 云っていました。それは雪の降る日で、 厳かな…

日々、是、日々

暑さもやや和らいだ。 しかし暑かったね。 暑いのの何が嫌かって、 シャツやパンツがぐっちょり濡れること。 歩いたり自転車に乗った後など、 シャツやパンツを脱いで、 扇風機で煽って乾かしたりすることが、 日に2~3度ある。 よく冷房のないカウンターの…

壮んな足

壮于趾。征凶。有孚。 ── 大壮、初九 × × × × 註釈を見てみます。 趾(あし)は下に在って 進み動くものである。 剛陽が下にいて 壮の時に当たるのだから、 進むに壮(さか)んなるものである。 故にこの象がある。 下にいて進むに壮んならば、 その凶なることは…

再度、年筮

過去記事を再掲します。× × × × 易経を読んでおられる方には、 年筮は三変筮で取るのがよいと、 お薦めしています。なぜなら、 辞が得られるからです。易辞は含蓄に富んでおり、 一年の基本的な方針としたり、 修養や処世訓としても活用できます。たとえば、…

大壮という卦

雷天大壮は、 四陽が長じるその勢いが強い。 乾の剛を以て、震で奮い動く。 大兌の象。 という卦です。つまり、 卦(陽)の勢いが強すぎて、 失敗(毀折)することの多い運勢です。六爻においては、・・陽剛の勢いの強い時なので、 陰爻。中位。陰位。 であるほ…

易のメモ

ある記述を見ようと、 「易経講話」をめくっていると、 こんなメモ書きがありました。書いたのは過去の自分です。× × × × 白賁。无咎。 について書いています。この辞は、 仙人以外の人は、 「求めなければ、咎はない」 と解すればよいでしょう。白=求めな…

大壮と建築

小林三剛『易経』によれば、雷天大壮の象意のひとつに 「建築の卦」というのがあります。ピンと来なかったので、 考えてみました。(後記) 繋辞下伝が出典のようです。× × × × 大壮は 乾下震上の卦なので・・ 乾→高い&立派→邸宅 震→木&陽を積んでいく象→…

易占について

何度も書きますが、 易占の勉強は、 黙って易経を読むこと。 そして占法としては、初学のうちは 三変筮の可否占をすること。 これがとても重要です。 これを継続しておれば、 流派の違いや秘伝などに接しても、 正しく処することができます。 何だ彼んだと理…

この占例を読め

「三変筮は辞占」ということで、 彖辞や爻辞をそのまま引用して、 占に用いる人がありますが、 それは大きな誤りであり、 初心者のすることである、 ということが、 柳下「易─占法の秘伝」には 書かれてあります。 辞占を行う場合に、 初心者が注意し是非共…

正反対の意味

過去に書いた記事ですが、 易を読むコツのひとつです。× × × ×賁は飾るという卦ですが、 六十四卦中、飾らないという卦、 すなわち質実の卦というのはない。 ゆえに、賁という卦に、 飾ると、飾らないとの、 二つの意味を見ているのである。 これは賁卦のみ…

壮を戒める

大壮、利貞。 大壮は貞に利ろし。 ── 大壮、卦辞 「利貞」の二字で、 壮を用いてはならない、 と戒めています。大壮は亨る・・とは云わずに、 いきなり「貞に利ろし」と、 注意事項を述べているのです。この卦のように、 陽が長じて中庸を過ぎている、即ち …

良問

こんな占がありました。某ネット上で 引用されていた占例ですが、 引用元は 2ちゃんねる のようです。じっくり考えてみるべき、 爻辞占における論点の一つです。× × × × 趣味に使う ある物を買い替えたいが、 資金が足りない。占的: 身内から借金をして買っ…

儒教の教え

雷天大壮は難解な卦である、 と易に詳しい方は申しますが、 それは、この卦が、 震の足で乾の正しくて大きな道を 履んでいる形、ということで、 難しいのかもしれません。 儒教の道徳は、天の道・地の道を土台にして、それに則って、人の道を立てるという立…

プロ野球

テレビは見ないが、 飯を食いながらプロ野球は見る。 特に贔屓のチームはないが、 各チームに好きな選手がいて応援している。 DeNAではパットン、エスコバーのコンビが好きだし、 大和遊撃手も好みの選手だ。 エスコバーという選手はヤクルトにもいて、 DeNA…

遯卦・総論

天山遯の六爻はすべて 逃げる側として見るのですが、*1 上体と下体とで このような違いがあります。下三爻は艮体なので止まる。 初・・「不往」 二・・「執革」 三・・「係遯」上三爻は乾体なので行く。 四・・「好遯」*2 五・・「嘉遯」 上・・「肥遯」× × …

入門時に読む

易の入門者が、 いきなり写真の易経を読んだところで、 得るものは少ないと思われます。 (角川ソフィア文庫「易経」)シリーズ名には、 ビギナーズ・・とありますが、 もう少し易の理解が進んでから 読んだほうがよい、というのが、 当ブログの考え方です。…

縄と蝋燭

これは妖しげな辞です。それとも Stay home? × × × × 係用徽纆、寘于叢棘。 三歳不得。凶。 ── 習坎、上六 係(つな)ぐに徽纆(きぼく)を用い、 叢棘(そうきょく)に寘(お)く。 三歳まで得ず。凶。× × × × 某易占家は、 この辞のことを 「サドマゾの世…

人との距離

Social distance の象として、 ネット上だと思うのですが、 震為雷があったようなのですが 探しても見つかりません。 空想で書きます。 ☳ ☳ これを見て小生は、 「さもありなん」と思いました。 震=道路 ですから、例えば レジ前の「通路」です。 その通路…

措辞の端々

以下のツイートは、 高遠弘美 訳 『失われた時を求めて』 光文社古典新訳文庫 について語っています。@Thouartmore高遠様 御高訳『失われた時を求めて』の三冊目を御恵与下さり、有難うございました。文学の魅力は、描かれる事件の推移や主人公の感懐などに…

易経講話

当ブログでは、 易占をされる方には、 主要テキストとして、 易経講話(明徳出版社) 易学大講座(紀元書房) 新釈漢文大系 易経(明治書院) をお薦めしています。饒舌な易経講話を粘り強く読めれば、 易学大講座を読むことはできます。 易学大講座を十分に…

易の課題

易の勉強を始めた頃、 ある占例検討会において、 遯の五爻が出題されました。占的は、 「がんは再発するか」爻辞は、 嘉遯。貞吉。 であり、 柳下・易入門には、 障害もなく、危険より脱出できる。(吉) とあります。小生は、 「再発せず完治する」 と発言し…

律を以てす

師出以律、失律凶也。 ── 師 初六、小象 師出(い)づるに律を以てす、 律を失えば凶なり。この爻の言葉は、 軍隊や戦争を動かす 要となりましょう。× × × × けれども、 我が国の現政権には、 「律」がないんだよね。コロナ禍にあっても、 個人的な「気分」だ…

悪まれる

易経の解説書を読んでいると、 論語、中庸・・などから、 文章を引いていることがあります。以下はその一つです。× × × × 子貢問いて曰く、 君子も亦悪(にく)むこと有るか。 子曰く、 悪むこと有り。 人の悪を称する者を悪む。 ── 論語、陽貨 子貢が、 君…

占考の推理

易学大講座・第五巻の、 ── 遯卦の占考(p.173)に、 見栄や外聞を気にして居る時ではなく、夜逃げをしてでも、茲は身を退いた方がよい。それが出来ずに居ると、夜逃げどころか首でも吊らねばならないことにもなります。 とあります。易書を読むということは…

易経的な読み

胎児の 男女の別を乞われた呑象翁は、 天山遯の五爻を得、 次のように断じました。 九五は陽爻を以て陽の定位に居るので、産児は男児である。 外卦の乾を父とし、内卦の艮を小男とする。すなわち、小男が父の後を継いで、老父は家督を譲って隠居するのであり…

小人は否らず

好遯。 君子吉。小人否。 ── 遯、九四 君子は、 初爻のイイ女に、 「行かないで」と云われても、 義として仕事に行くから吉。小人は、 欲情、好悪、面子、気分・・ に流されて然(さ)に非ず。意訳すればこうです。占においては、 我々は当然「小人」として 占…

フォト日記

大國魂神社の境内にて。 夏の空と樹木。 セミの抜け殻。 夜の読書。

爻位について

過去記事を再掲します。× × × × 易経の繋辞伝には、 「易の読みかた」 らしき箇所があります。たとえば以下は、 中爻である、 「二・四」「三・五」 の意義についてです。 二与四同功而異位、其善不同。 二多誉、四多懼。近也。 柔之為道、不利遠者、其要无…

盗難占

中村文聰氏の占です。× × × × ある晩盗難があった。その家の娘さんは、 盗品の出るか出ないかを 易占家に問うた。文聰氏は布算し、 天山遯の三爻を得た。氏は卦を読んで曰く。 内卦艮を蔵とし、その主爻の九三が動いているところから、 蔵を破られたのだろう…