易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

悪まれる

易経の解説書を読んでいると、 論語、中庸・・などから、 文章を引いていることがあります。以下はその一つです。× × × × 子貢問いて曰く、 君子も亦悪(にく)むこと有るか。 子曰く、 悪むこと有り。 人の悪を称する者を悪む。 ── 論語、陽貨 子貢が、 君…

占考の推理

易学大講座・第五巻の、 ── 遯卦の占考(p.173)に、 見栄や外聞を気にして居る時ではなく、夜逃げをしてでも、茲は身を退いた方がよい。それが出来ずに居ると、夜逃げどころか首でも吊らねばならないことにもなります。 とあります。易書を読むということは…

易経的な読み

胎児の 男女の別を乞われた呑象翁は、 天山遯の五爻を得、 次のように断じました。 九五は陽爻を以て陽の定位に居るので、産児は男児である。 外卦の乾を父とし、内卦の艮を小男とする。すなわち、小男が父の後を継いで、老父は家督を譲って隠居するのであり…

小人は否らず

好遯。 君子吉。小人否。 ── 遯、九四 君子は、 初爻のイイ女に、 「行かないで」と云われても、 義として仕事に行くから吉。小人は、 欲情、好悪、面子、気分・・ に流されて然(さ)に非ず。意訳すればこうです。占においては、 我々は当然「小人」として 占…

フォト日記

大國魂神社の境内にて。 夏の空と樹木。 セミの抜け殻。 夜の読書。

爻位について

過去記事を再掲します。× × × × 易経の繋辞伝には、 「易の読みかた」 らしき箇所があります。たとえば以下は、 中爻である、 「二・四」「三・五」 の意義についてです。 二与四同功而異位、其善不同。 二多誉、四多懼。近也。 柔之為道、不利遠者、其要无…

盗難占

中村文聰氏の占です。× × × × ある晩盗難があった。その家の娘さんは、 盗品の出るか出ないかを 易占家に問うた。文聰氏は布算し、 天山遯の三爻を得た。氏は卦を読んで曰く。 内卦艮を蔵とし、その主爻の九三が動いているところから、 蔵を破られたのだろう…

年筮を振り返る

知り合いの方が、 今年の年筮を振り返って、 四国八十八か所霊場めぐりなど、 悉く「止まれ・行くな」だったが、 はたしてコロナ禍のせいだったのか・・ (正しくは「・・だったのね」) と納得しておりました。そこで、 自分も年筮を見てみることに。得卦:…

地味な生活

小生、 コロナ禍のせいばかりでなく、 とても地味な生活をしている。酒も飲まなければ、 タバコも吸わない、 テレビも見なければ、 ラジオを聞く頻度も減った。飽きずにやってるのは、 易経を読むことと、 珈琲くらいか。易経を読むようになってから、 酒も…