易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

抜歯の卦

頤中に物有るを、噬嗑と曰う。 (火雷噬嗑、彖伝) ☶ ☲ ☳ ☳ 頤は、上アゴ☶と下アゴ☳で、口の象。 中の四陰は歯の象とも見られます。その頤という口の中に、 物(九四)のある形が噬嗑であると。*1そこで思いました。この口の中にある一陽は、 互坎の主爻であ…

もうすぐ参院選

7月21日(日)は参議院選挙の投票日です。もうすぐ選挙ということで,アベノミクスの成果を示すデータ集を作りました。アベノミクスの成果がとってもとっても良く分かります。ご活用ください。アベノミクスの「成果」を示すデータ集 - モノシリンの3分でま…

易のはなし

易占は、ある意味 勉強しやすいともいえる。「易経講話」 とか、 「易学大講座」 などという、 古典的とも云ってよいような、 良書があるからだ。(占星術か何かだったら、 洋書を読まなければいけない)書名を見ればわかるように、 ともに講義形式の本なの…

ジュリアス・シーザー

今朝、布団の中で読み終えた。 どの本も一回読んだくらいでは、 読んでないに等しいものですが、 この本もそんな感じがしました。 充実した解説を読んで、 ますますそう思いました。

辞占について

爻辞占だからといって、 単純に爻辞に当て嵌めてはならない、 と当ブログではしばしば書いております。これは、その卦における、 得られた一つの爻には様々な意味があって、 そのうちの一つを辞としてかけている、 という観点から言っています。爻辞は、 象…

扶陽抑陰

☳ ☴ ☰ ☷ 四陽の卦を大壮といふが、 これは陽の盛んなるをもって言っている。ならば、四陰の卦は、 これを陰の盛んなるとして、 大衰と言うべきなのに、 大観(陽)が上に在って四陰が仰ぎ見るとして、 観と名づけている。つまり、 陽中心の見方をしている。…

至于八月有凶

地沢臨の卦辞に、 元亨利貞。至于八月有凶。 とあります。八月ニ至レバ凶有リ。 ・・と。この 「八月」 というのは、 岩波易経によれば、 次卦の風地観のことです。ということは、 風地観は凶卦なんですね。易経でも、 陰陽消長の理をもって、 観卦を説いて…

易の蔵書(4)

神保町の小宮山書店で、 5~6年前に買ったものです。 表紙の文字は金箔であります。 著者は、渋谷の代々木八幡の宮司で、 (直木賞作家・平岩弓枝の父のようです) 二世呑象高島徳右衛門の易経講義に 参加されていた方。「その席には、永田錦心とか、熊崎健…

占考を推理する

易学大講座の、 風地観 「九五の占考」 に、 自分が責任ある地位に立たされて、努力に努力を加へてやうやく事を支へて行けるが、少しでも緊張を緩めると事を破る様な凶兆がある・・ という記述があります。観卦の各爻辞は、 陰陽消長の理を考慮してありませ…

三変筮と易経

小生の、 七月の月筮はこうでした。抜茅茹。以其彙。征吉。 (泰初九)先月は大壮の四で、今月は泰の初。 先月よりギアを一つ落した卦形です。先月は四連奇の先頭で、 今月は三連奇の最後尾です。泰の初爻は、 最下位。四と応。乾の一体。辞には 「征吉」 と…